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「メディア芸術って何?」イベントレポートの富野監督 

[2007/02/10] | 御大 | トラックバック(0) | コメント(0) | TOP ▲

 もう寝ようかと思ったら、「日本の表現力」展の公式ページに富野御大の出演されたシンポジウムのイベントレポートが載っていたので、ご報告しておきます。

 パネリストは富野監督(文化庁メディア芸術祭アニメ部門主査)、『スラムダンク』の井上雄彦(「メディア芸術100選」のマンガ部門1位)、テリー伊藤(演出家)、司会が浜野保樹(「日本の表現力」展実行委員)で、アート、エンターテインメント、アニメ、マンガなど各分野に広がる「メディア芸術」をテーマに語る、というもの。

 “表現活動へ入るきっかけや、苦労を重ねた当時の現場について伺う”という話題では、「あと数ヶ月で大学を放り出されるときにたまたま虫プロの入社試験があったので」という、いつもの話ですが、『鉄腕アトム』の仕事を3年間やりぬいた結果、

一生やってもいい仕事だと思えるきっかけを手に入れたので、現実をおっくうがらずに見つめることができたという自分の生真面目さには感謝しています。

・・・と。「現実をおっくうがらずに見つめることができたという自分の生真面目さ」というあたりが富野節っぽいですね(笑)。

 で、本題の“メディア芸術”について。

“メディア芸術”というタイトルを聞いたとき、すごく嫌でした。それはテリー・イーグルトンの言葉を借りると“資本主義体制下に陥ったときに文化は堕落していく”、つまり“ビジネスに乗っかったら文化というのは台無しになっていく”という文化論があって、メディア芸術というのはそういうものも含んでいると思うからです。

 このお題を語れと呼ばれてきて、それを思い切り批判してみせる富野さん、素敵だ!!(笑)
 それでも審査員を引き受けた理由は、「渦中にいて少しでもメディアのハードウェアに流されないもの、打ち出せるものを50年後につくろうじゃないかという意思表示をするため。今、時代で起こっていることは何かというのを見定めていって、それを後進に伝えていくということもアートの表現だと思っています」とのこと。時代を見定めるのが表現だというアート論。資本主義体制化で文化は堕落して行っていると認識しつつ、その渦中に逢えて身を置きながら、次代を考える。かっこいいじゃありませんか。

 「世界で注目される日本のポップカルチャー(クール・ジャパン)」というテーマでは、まず「日常のなかに美を育んできた日本の伝統」という文脈を、

日本は明治から現在までの間に、西洋の文化をかなりいいかたちで自分たちのものに作り変えるスキルを発揮した

と、いったん切り返しておいて、でも「今、日常のなかにアートを置いてしまうという日本のスタイルが海外から認められている」ことは認める。それは、現代の日本が「経済的に産業的に完全に爛熟期に入ったということ」の反映。「萌え系みたいなものだけが受けている」ように感じるのは「マーケットリサーチが偏重しているだけ」と斬ってますね(笑)。

ジャニーズ系みたいのが流行っているってことは、確かに良い面もあるんですけど、“皆の趣味が悪くなった”という言い方もあるんです。芸能としては評価しています。評価しているけれどもそれが高級なものなのか、文化なのかという話は全く違う話。それを一緒くたにしてはいけないと思います。でも高級を目指すことが必ずしも芸術だとも思えない

 テリー伊藤がSMAPを誉めたのに対しては、なかなか微妙なことを言ってますね。
 高級な趣味、あるいは文化ではないかもしれないとしつつ、富野さんが“芸能”として評価したというのは、実はすごい事かもしれない。高級を目指すだけが芸術じゃないって言ってるんでしょうかね。

これ以後の勉強になるものに関して年寄りらしく言うと、俗にいう「世界100選」といわれているような名作を見る努力、読む努力をしてください。絶対に損はしません

 「若いクリエイターたちに向けたメッセージ」の、ここはけっこう既にネットに出てましたが、「僕がこの仕事につくことができたのは『鉄腕アトム』というマンガです。まだ戦争に負けた空気感の漂うなかで読んだこのマンガのアメリカナイズした素晴らしさ、それを日本人が描けてるというのは本当にカルチャーショックでした」というその前段の部分のほうが、むしろ重要だなぁ。(特に「戦争に負けた空気感」とか、アトムの「アメリカナイズした素晴らしさ」とか、「それを日本人が描けてる」とか、この人の出発点を語る言葉としては聞き逃すことができないです。)

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日常に戻ってきました(笑) あれもこれもです。 

[2007/01/28] | 雑記 | トラックバック(0) | コメント(0) | TOP ▲

 大げさな話、旅から戻ってくると、自分の居場所がよく分からなくなったりします。とにかく旅先からでは不如意だった、ブログをきちんと書きたいと思いながら、車中ではあれもこれもと思っていたことのどれもこれもが、なんだかどう手を付けていいのやら。

 とりあえず少しコメントのお返事などを書いてみて、リハビリさせていただきます。

ZZは確かに、全体で見るとちぐはぐだし、Zガンダムとの雰囲気の断裂もフォローしがたいのだけれども、通して見てみると意外に心に残ったりするような気がするんですよね。

zsphereさんのコメント

 なんていうのか、確かに「通して」みると全然違うというのは、見直してみて痛感したことでした。大げさに言うと、商業ベースで制作されたテレビアニメを見るということは、どういうことなのかと自分に問いたくなったり。たとえばpsb1981さんの「カテジナ日記」を読んでいると、『Vガンダム』という作品から「これはすごいなぁ」という指摘が次々と積み重ねられています。確かにそれは作品の中に内在していたものなんだけど、私には、あの作品をただぼんやり眺めていても、そういう風には言葉が頭の中には浮かんでこない。指摘されてはじめて、「ううーん、なるほど」と。

 ZZのちぐはぐさの中からも、“いい部分”だけを丁寧に抽出して行ったら、たしかに評価すべき点も多々ある作品だったのかもしれないと思うようになりました。“ロボットアニメの原点?”ということであるとか、“子ども向けとは?”という問題であるとか、考えるテーマはあるような気がするんですが・・・。難しいところですね。

>ジュドーの意思が、地球圏全体に伝わっている
これは言いすぎですね
ジュドーに関わった人々に声が届いてるだけですよ。

ヒタさんのコメント

 ああ、なるほど!これはご指摘の通りですね。ジュドーに関わった人々限定であるところが、『逆襲のシャア』ラストでの描写とははっきり違うところです。ただ、“ニュータイプ”の表現のしかたとして、意識体のような存在にならなければ、ここまで空間を越えた意思の拡がりというのはあり得ないのかと思っていたんですけど、ジュドーは生身の体でやっていたんだなぁと再発見して驚いちゃったんです。『ZZ』という作品のことを、富野監督はあまり良くは言わないような気がするのに、ことニュータイプの話になると、ジュドーが一番みたいな言い方をすることがあるのは、そういうところで最も理想に近いような現れ方を、彼の場合は示せたということなのかなぁと思ったりしたんです。しかし、それでも限界はある、ということで。ご指摘どうもありがとうございます。

こちらは10万HITなので、気がつけば、ダブルスコアで離されていましたね。20万HIT、おめでとうございます。

nanariさんのコメント

 ああ、そう見えてしまうなぁと思い緊張しながら、引かせてもらったのでした(笑)。

 アクセス数が何だという思いと、多くの人に接したいという欲と。さらに不遜な例えを言えば、富野監督が百万人に見られなきゃダメだ、というようなことを仰っていたり。

 nanariさんのブログ「七里の鼻の小皺」は「読みづらい」というのか、読み流すことができない文章だという印象を持っております。ネットをあちこちしている中で、ここだけは、ちょっと居住まいを正して本気で向き合わないと、読むことができないような。けれど、そうしてでも読むべき文章というのは、広いネットの中でもそうそう出会えるものではありません。私のブログを読んでくださる皆さんに、以前からもっと紹介したかったんですけど、たぶん、それこそ注意を促されるまでもなく、容易につまみ食いの引用を許されないような言葉の力を感じていたように思います。

 これからもがんばって読ませていただきたいと思います。よろしくお願いいたします。

大袈裟に言うとブログを覗くたびに「~~万ヒット!」という凄まじさだったので、「今度コメント残すのはキリのいい20万の時にしよう…!」なんて考えてましたが、本当に凄いスピードで達成してしまってビックリです!

ケンジさんのコメント

 ん?「~~万ヒット!」は月一回ペースですってば(笑)。それは冗談として、ケンジさんのブログ「M-dial」も、いつも読ませてもらっています。リンクはもちろん大歓迎。今度こっちからも張っておきますね。

 昨日の「日本の表現力」展は、とても疲れたんで、今日はゆっくり骨休めをしました。そうそう、月並みですが写メで撮った画像を載せておきましょう。

ランドウォーカー

 「ランドウォーカー」とかいうやつです。野外に展示されていて、一日何回かデモンストレーションするんだそうだったんですけど、それは見られませんでした。(笑)

 さて、見なきゃならないもの、感想書かなきゃならないもの、たくさんたまってます。ネットも巡回せねば。気が付けば、これでずいぶん忙しい日常なのかもしれません。ではでは。


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「日本の表現力」展、見て来ました 

[2007/01/27] | アニメ全般な話題 | トラックバック(0) | コメント(1) | TOP ▲

 六本木にできた国立新美術館。今日しか行ける日がなかったので、見てまいりました。乃木坂駅からはすごく便利ですが、六本木駅から歩くときは、地図を確認して行くのが吉ですね。ちょっと迷いそうになりました。
 「日本の表現力」の感想……。はっきり言って、厳しいですねー。(笑)
 私は美術も嫌いじゃあないので、開館記念展「20世紀美術探検」も見ちゃったんですが、先ずはそれが失敗だったかも。(←ぉぃ
 なんちゅうか、一階の全フロア6000平米に約600点って、普通の展覧会の六倍、みたいな。(汗)…意外にそれほど混んでなかったんですけど、もう途中で腰が痛くて痛くて、だんだん意識は朦朧と。
 ちょっと休んで気を取り直してから、二階の「日本の表現力」を見ようと思ったんですが、各フロアに一つ、計四つもあるカフェ、レストランがどれも行列!やっぱり土日に行くもんじゃあないですね。あー、東京の美術館なんて、もう!(笑)
 結局、ぐったり状態のままで「日本の表現力」の会場に来てみると、…何、この人の多さ!きっとお客さんの数そのものっていうより、一人当たりの滞在時間が長いんじゃないかと思いました。(まあ、無料だっていうんで、見ていく人も多いんでしょう。)
 アニメの展示って、美術館だとあんなふうにしかならないんでしょうかね?プラズマディスプレイみたいなので、年代別にしょぼしょぼ流れているんですけど、あんな狭い会場に詰め込まれてもなぁ。この広い広い美術館の中で、アニメの扱いってこんなもんなのかよって、ちょっと哀しくなりました。小さくてもいいから、ちゃんとブースにしてほしかった。後半のほうのアートの作品も面白かったけど、ああいうのとせめて同等に十分な広さを持って展示してほしかったです。
 川村喜八郎さんの人形アニメーション『死者の書』も見ることができました。考えてみたら、昔『三国志』とか、凄いものをテレビで見ていたんだなぁと。これはほんとにアートだなぁと感心しました。
 で、『999』はどうしようかと思っていたら、死者の書が終わる時点で総入れ替え、しかも既に行列(?)みたいな感じで、早々にあきらめました。なんか、無料は無料だけど、映画館みたいに見やすい環境でもないし、よほどレアな作品でもない限りは並んでまで見るってのはどうなのよと。
 まあ、それよりも展覧会の最初のほうで、富野監督を含むメンバーで“メディア芸術”を考えるシンポジウムをやったんだそうなので、そういう内容みたいなのがどこかで見られないかと思ったんですけど、見つからなくて残念。メディアが売りなんだから、そういうフットワークの軽い対応ぐらいしてもいいんじゃないかと想うんですが。
 ともかく、とても大雑把に通史的に見るとこうなるのかという感じではありましたが、アニメの展示紹介の方法には大いに疑問と不満を感じた展覧会でした。やっぱりアートもアニメもマンガもエンタメも…って、一回に全部やろうというのは欲張りすぎなんじゃないんですかね?
 予想はしていましたが、予想以上に、アニメファンとしては苦しいものを感じた展示構成でした。

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旅日記 明日は六本木だけど・・・ 

[2007/01/26] | 雑記 | トラックバック(0) | コメント(0) | TOP ▲

 今回の旅は、家を出るなりからバスが遅れて、特急に乗り遅れるぎりぎりという、ハラハラドキドキのスタート。やっと飛び乗った列車。指定席は一番端っこの列。少し脚が伸ばせてうれしいかと思いましたが、人が通る度に自動ドアが開いて、寒い風がビュ~っと。(笑)

 いつもながら、十日町あたりの越後路は雪景色。でも例年よりは少ないと見ました。埼京線とか、湘南新宿ラインとか、首都圏のJR線は昔とはずいぶん様変わりしましたね。・・・相変わらず、「お上りさん」をやっております。

 ヘビースモーカーの私には、首都圏ではそこが一番弱るところだったりしますが、都心から大船あたりまで離れると、喫煙コーナーが分かる所にありました。大船駅、万歳!(笑)

 今日はお仕事で終了。明日はお休みなので、六本木へ行こうと思っていますが、・・・

「日本の表現力」展 1月27日の予定

「日本の表現力」展1月27日の予定をご案内いたします。

■イベント情報 14:00~ 【特別実演】 写し絵と幻燈の実演 日本のアニメーションのルーツを探る

■上映情報 10:30~ 歴代受賞作品セレクション 『千年女優』 13:00~ 時代を映し出すTVCM 14:00~ もうひとつのアニメーションワールド 『死者の書』 15:30~ 時代を飾ったアニメーション 『銀河鉄道999(劇場版)』

 『死者の書』は川村喜八郎さんの人形アニメーションですね。(『三国志』は名作でした!)午後からしか行けないんで、『千年女優』は見れない。まあ『999』もそうですけど、TSUTAYAで借りれるものは別にここで見なくてもいいんで、レアな作品が見たかったんですけど、土日はポピュラーな作品を選んでるっぽいですね。(日曜日は、ずばり『ガンダム』!?)

orz

 コメントいくつもありがとうございます。なかなかお返事が書けなくて申し訳ないんですが、今日はこれだけで失礼いたします。

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