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アルプスの少女ハイジ 46,49,51話+α(笑) 

[2007/09/04] | 感想系 | トラックバック(0) | コメント(0) | TOP ▲

 いや、ほんと素晴らしいです。地道な話なんですけどね、私のようなロボットアニメ好きが、じぃーんとしちゃいました。バンダイチャンネルキッズで放映中の『アルプスの少女ハイジ』、いよいよ完結です。
 ここまで「絵コンテ:富野喜幸の回」だけを見るという変則的な見方をしてきましたが、この最終盤の部分は、結局ほとんど見てしまいましたよ。(笑)

アルプスの少女ハイジ(12)アルプスの少女ハイジ(12)
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アルプスの少女ハイジ(13)アルプスの少女ハイジ(13)
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第46話 クララのしあわせ

第49話 ひとつの誓い

第51話 クララが歩いた

 前回、車椅子のお嬢様の山暮らしが周りの人の負担になっているという話を書いたんですけど、はじめはハイジの大切な友だちだからというので支えていた人たちが、やがて心からクララ自身のために努めるようになってるんですね。それをお嬢様のクララも察していって、迷惑をかけたくない、と。…こういうのがですね、明確にセリフで説明されるんじゃなくて、見てるうちにだんだんだんだんと、こちらにも伝わってくるんです。こういうのこそが“芝居”なんだと思うんですよ。だから見飽きないんだよなぁ。
 で、クララがペーターのおばあさんに本を読んであげて、感謝をされる。クララが泣くんですよ。それが「自分も人の役に立てるんだ」という喜びだというのは、ずっと後になって少し説明がありますけど。それが「クララのしあわせ」。実にいい芝居です。

 第49話になると、クララのおばあさまがアルルに来ていて、いつの間にかロッテンマイヤーさんが退場してるんですね。で、富野絵コンテ回じゃないけどさかのぼって48話を見ると、おばあさまがロッテンマイヤーさんをフランクフルトに帰してるんですが、彼女泣くんですよ。…彼女は彼女なりに、本気でクララのことを案じているんです。本当に一生懸命に。クララが上の牧場へ行っているときに雨が降り出したら、はいたこともないズボンをお召しになって、ぬかるみで転びながらでも山へ登るぐらいに。私も歳をとったからかなぁ。いい結果は出せないんだけど、真摯に自分なりに誠意を持って努力してるのに報われないロッテンマイヤーさんに、何だか変に思い入れしてしまいました。(笑)

 この物語は車椅子のお嬢様、クララが立って歩けるようになるという、それをひとつのクライマックスにして物語の環を閉じるんですけど。そこに向けてのクララの内面の描写がまたいいんだなぁ。(これも説明じゃなくて、芝居から察するところなんだけど。)
 だんだん伝い歩きとかが出来るようになって、「車椅子はもう、しまってください」とアルムのおんじに頼むんですが、調子に乗って一人で歩こうとして転倒して、すっかり自信を失って。で、ハイジたちが目を離してる間に、車椅子を出そうとして、誤って車椅子を壊してしまい。斜面を無人で転がっていく車椅子を為すすべなく見ているクララ。そして駆けつけてきたおんじに「私、恥ずかしい」と。…その傷心のクララを暖かく支えるおんじがまたいいんだなぁ。(笑)

 しかしクララが立てるようになったっていうのを、なかなかおばあさまに手紙で教えないんですねぇ。いいことほどナイショにして、後でビックリさせるというのはクララのおばあさまの得意技で。クララとハイジには、それがしっかり受け継がれているというのは笑えますが、おばあさまがちょっと気の毒ですねぇ。

 ここまで見て最終話を見ない手もないんで、これも鑑賞。おばあさまとゼーゼマンさんの感涙に、こっちも貰い涙。でも、冬が来る前にクララはフランクフルトへ帰ります。フランクフルトの家で、歩く訓練をしているクララ。すると思いがけず、ロッテンマイヤーさんが「頑張ったらアルルへまた行けますよ」って励ますんですねぇ。ここも地味ですがじぃーんとしました。
 春になったらまたクララが来る、というので、アルルの雪山で、色鮮やかな花々が咲き乱れる春の野をクララと一緒に駆け回るハイジの幻想でフィニッシュ。これだけの名作にしては、こんな終わり方かなぁという感じは少しありましたが、冬の後には春が巡ってくるという、そういうことなんでしょうね。

 この名作、「高畑勲+宮崎駿+富野喜幸」のドリームチームの作品として私は見てきたわけですが、個人的に一番琴線に触れたのは、やっぱり高畑演出の芝居だったのかもしれません。でも、富野絵コンテでない回もチラチラッと見ると、どことは言えないけど、やっぱり富野さんの回のほうが芝居が濃密なような、そんな印象を持ったことでした。近ごろ忙しくてあまりじっくりアニメも見れない日が多かったんですが、この作品は本当に良かった。時を忘れて癒される名作でした。

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アルプスの少女ハイジ 37,40,42,44話 

[2007/08/22] | 感想系 | トラックバック(0) | コメント(2) | TOP ▲

 バンダイチャンネルキッズで放映中なので、「絵コンテ・富野喜幸」の回だけをずっと見ていっていますが、相変わらず“これぞトミノ”のツボなんて分からないまんま。ですが、まあ楽しく見ていってますから良しとしましょう。(笑)

 先日、h-nishinomaruさんには『あらいぐまラスカル』も富野コンテが多いですよとコメントで教えていただきました。あれも少し苦味があって、富野さんの持ち味が活きそうなストーリーですよね。(・・・でいいのかな? 笑)
 そういえば、この間グダちんさん(ヌ・リョウグ・ダさんと言ったほうがいいのかなぁ?)は、『ラ・セーヌの星』の富野味(?)を鋭く分析しておられました。さすがです。「小芝居が増えた」に思わず苦笑。

 実際それが最重要なのかはよく分からないんですが、少なくとも私の好きな富野さんらしい要素というのは、“演劇的なもの”(芝居?)であるような気がしてきています。“映像美としてのアニメーション的なもの”だけでは、私のツボには、うまくはまらないことが多いようです。(押井さんの「GHOST IN THE SHELL」を見て、そう思いました。私、アートアニメーションはアートアニメーションで、好きなんですけどね。)

アルプスの少女ハイジ(10) アルプスの少女ハイジ(11)

 今回見たのは、次の4話でした。

第37話 山羊の赤ちゃん
第40話 アルムへ行きたい
第42話 クララとの再会
第44話 小さな計画

 アルムに帰ってきたハイジ。でもフランクフルトで字が読めるようになって帰ってきていました。(ビビるペーターが可笑しい。)そしてペーターの盲目のおばあさんのために本を読んであげる。そんなハイジを見ていたアルムおんじは、冬の間、ハイジを学校へやろうと決心。でも、おんじには蓄えがあるわけでもなく・・・。という、あたりから。村人たちと上手にコミュニケーションできないおんじ。この、ほのかな苦味が何とも!

 ハイジとの文通で、アルムの山へ行きハイジに会いたい思いの募るクララは、ちょっとしたハンストまで企てて、ゼーゼマンさんの心を動かします。娘に甘いゼーゼマンさんが、友人の医者を半ば強引にアルムへ下見に行かせる小芝居が最高(笑)。

 ついにハイジのいるスイスに来たクララ。ハイジたちが一生懸命準備したデルフリ村の“冬の家”ですけど、同行してきたロッテンマイヤーさんは、そのオンボロぶりに唖然。おんじとの会話もしばしば緊張感があって。ハラハラします!

 山の暮らしを楽しんでいるクララですが、ロッテンマイヤーさんは“目を白黒”しっぱなし。いつも憎らしい彼女ですが。正直ね、見ていたら少しロッテンマイヤーさんが気の毒になりました。(笑)

 車椅子のお嬢様に、山で暮らしていただくのは、みんなに少なからず負担をもたらしています。みんなハイジの大事な友だちだからってことで、そこは表に出さないんですけど。お嬢様はそういう周囲の苦労に気付かぬ面もあるから、何となく先行き不安ですね。
 やっぱりね、個人的には、この細やかに人情の機微を捉えた芝居がいいんだなぁと(そこ、高畑テイストでもあるんですけど)。宮崎さんの「場面設計」で絵が美しいのも確かですが。間違いなく言えるのは、これは子どもだましじゃない名作だってことですね。さすが「高畑勲+宮崎駿+富野喜幸」のドリームチームは伊達じゃないなぁ・・・。

アルプスの少女ハイジ 第33話「ゆうれい騒動」  

[2007/08/13] | 感想系 | トラックバック(0) | コメント(0) | TOP ▲

 バンダイチャンネルキッズで放映している『アルプスの少女ハイジ』。全部見るのはなかなか大変なので、「絵コンテ・富野喜幸」回だけを見るという変な見方を続けてきたのですが、うかうかしていたら第29話「ふたつのこころ」は見のがしてしまいました。orz
 どうせGyaOのサーバーなんだから、バンダイチャンネルキッズもMyGyaOに登録できるようにしてくれたら、いいのになぁと思いますが…。まあ仕方がないですね。

 さて第33話「ゆうれい騒動」。ここまで、「場面設定(レイアウト)・宮崎駿」の陰に隠れて、「絵コンテ・富野喜幸」というのが見ていても全然分からないとずっと思ってきたんですが、この回はなんとなく初めて、富野アニメっぽい感じがしたような気がしました。作画のことはよく分からない私ですけど、今回はやや低調かなという気もしたし、物語的にも少し暗いところだっていうこともありますけど。(笑)

 想定外だったんですけど、目頭が熱くなってしまいました。何だろう?ハイジのホームシックから来る夢遊病が分かってしまい、お医者さんが「スイスの山へ返さなければダメだ」と断言。はじめは元気にしてから山へ帰すと言っていたゼーゼマンさんをお医者さんがたしなめて、急遽ハイジを山へ帰すことが決まるっていう、その部分なんですけどね。
 山へ帰りたい、でも残されるクララが心配っていう、二つの気持ちの間で揺れるハイジの心情の描写とか。ゼーゼマンさんもそうだし、はじめわがままを言っていたクララも「本当にハイジが好きなら」というゼーゼマンさんの説得に心を動かすし。描写としては難しい回です。
 少し冗長によくできた“アニメーション”を見せられている感じが強かった、いつもの回に比べて、物語の密度が濃い感じがした、そのへんが富野アニメっぽさを感じたところのような気がします。

アルプスの少女ハイジ(7)  アルプスの少女ハイジ(8)  アルプスの少女ハイジ(9)

 これねぇ、ただのお涙頂戴アニメじゃないですね。再認識しました。そして宮崎さんの絵がいいだけのアニメでもない。もちろん、監督である高畑勲の力量というのも感じますけど。
 「名作」と言われるのは、伊達じゃない!(笑)
 バンダイチャンネルキッズでの放映は、8月16日までです。お時間のある方は、是非ご覧になって見てください。

アルプスの少女ハイジ 18,21,23話 

[2007/07/17] | 感想系 | トラックバック(0) | コメント(0) | TOP ▲

 バンダイチャンネルキッズで放映中(毎週木曜4話更新)なのですが、なかなか全部は見られないので、「絵コンテ・富野喜幸」な回だけを見ていっております。まあ、富野さんらしい表現なんて、私の目では全然見分けがつかないので、飛び飛びに見ていっていることの、ただの口実なんですけどね。

アルプスの少女ハイジ(5) アルプスの少女ハイジ(6)

 というわけで、今回見たのは、次の3話。

第18話 「離ればなれに」
第21話 「自由に飛びたい」
第23話 「大騒動」

 ハイジがデーテおばさんに「今日中に帰れるから」と騙されて、フランクフルトへ連れて行かれちゃうのが第18話。こんなところで暮らしていても学校へも行かせてやれないし、ハイジは幸せになれない。裁判したら、村中の嫌われ者のあなたに勝てるわけない、と言われてワナワナしちゃう“アルムのおんじ”。・・・この苦さは、さすが高畑アニメですわ。おんじには、他人に明かされたくない嫌な過去もあるらしく。

 第21話では、クララの遊び相手としてゼーゼマン家に連れてこられたハイジが、のっけからその環境に馴染めないようすが。クララが大事に飼っている小鳥を、ハイジは「お前は山へお帰り」と逃がしちゃうのでありました。でも、せっかく逃がしてやった鳥が、籠の中へ自分から戻ってきてしまうという。
 この回、文字も読めないのにクララのお勉強につき合わされているハイジがうたた寝をしてしまい、アルムの夢を見て「モミの木がなってる!」と家を飛び出すエピソードが早くも登場。

 アルムの山を一目見たさに、ゼーゼマン家を抜け出して昇った教会の塔で、ハイジが猫の子を貰って帰り、動物嫌いのロッテンマイヤーさんがパニックになっちゃうのが第23話。

 この程度に飛び飛びで見ても、何とか話の筋は追えるのは、昔見たのを覚えてるというより、話の進み具合がゆったりしているってことなんだと思います。(昔のアニメは、ビデオとかDVDとかないし、見逃したらそれっきり再放送まで見ることはできませんでしたからねぇ。)
 そして、まあ、ハイジが何かするたびに、気持ちは分かるんだけど、「そんなことしたら・・・」って、ハラハラドキドキしながら見守っていると、「ああ、やっぱり」というような展開パターンですね。そこに引き付けられるんですけど、このフランクフルト篇は、見ているとやっぱりつらくなるなぁ。

 ハイジがついていくわけがない、と思っていたアルムおんじが、(ハイジが騙されて連れて行かれたとも知らず)がっくりと落ち込んでいる描写がなかなか泣けます。

アルプスの少女ハイジ 13~14話+α 

[2007/07/14] | 感想系 | トラックバック(0) | コメント(0) | TOP ▲

 バンダイチャンネルキッズで放映中(毎週木曜更新、「2週ごと4話いれかえ」)の、なつかしの名作です。いちおう「絵コンテ:富野喜幸」の回だけでも見のがさないようにしようと、前回一覧にして抜き出しておきました。で、この間の木曜まで放映中だった第13話「再び牧場へ」、第14話「悲しいしらせ」が、絵コンテ富野担当回なので、見のがすまじと眠い目をこすりこすりして見ておりました。

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 第13話は冬に閉ざされていたアルプスの山に春が訪れて・・・というエピソード。前から思ってましたけど、名作劇場系の作品って、物語の展開スピードは超ゆっくり。ストーリーをぐいぐい前へ進めていく必要なんてないから、じっくりと“アニメーション”を見てくださいという、そんな感じです。(逆に言うと、こののんびりした筋運びで、仮に絵づらがキュートなものでなかったら、とても間が持たないかもしれないですね。)・・・ってなわけで、豊かな大自然の中で暮らす可憐なハイジという、一般的なイメージそのままみたいな(意外にそう多くはない)回でした。その分、跳んだり跳ねたり転げたり、ハイジもペーターもヤギたちも動く動く。(笑)
 ただまあ、このへんの富野コンテは、高畑勲監督に思い切り直されて、ほとんど痕跡も残ってないなんて風聞も聞きますし、前にも書きましたけど、絵づらとすれば、レイアウト担当の宮崎アニメっていう感じしか、私にはほとんど分からなくて。

 絵コンテとレイアウトと監督の関係なんて、素人にはよく分からないだけではなく、制作会社の体制によっても大きく変わるものらしいですが、板垣伸さんがWEBアニメスタイルに連載している話なんかを読んでいると、絵コンテが大直しを食うなんていうのは意外と茶飯事のようでもあり、「絵コンテ千本切り」とか称されていた富野さんの凄いところっていうのは、むしろ“富野パターン”みたいな繰り返しが(少なくとも私のような素人には)目に付かない、・・・物語らしい物語も少ない中で、見ていても飽きさせない画面のリズム作りにあるのかもしれないですね。

 ・・・と言いつつ、第14話はハイジが可愛がっている子ヤギの“ユキちゃん”が、なかなか大きくならないし、ミルクの出も悪いというので“つぶされ”ちゃいそうになる、という、実は甘くない高畑テイストのエピソードでした。ハイジは必死で薬草を集めたりするのですが、ペーターにも大迷惑をかけたりとか、なかなかどうして苦味もある回でした。
 ただ、やっぱりゆっくりだな、と思うのは、この回でそのピンチは終わらなくて、“次回どうなる”という強力なフックで終わっちゃったので・・・富野コンテ担当回ではなかったのですが、思わず第15話まで見てしまいましたよ。(笑)

 そういうわけで、ついつい話の筋が気になって、珍しく「絵コンテ:富野」クレジットのない回も見たわけなんですが、・・・気のせいか、やっぱり絵的なリズムは今ひとつだったような。(私にはそんな鑑識眼はないと思うので、ただの身びいきかもしれないですけどね。)

 あまりマニアックな視聴をする覚悟も本当はあまりないんですが、しかし“絵コンテ”とか、“レイアウト”とか、どのへんを見て、それぞれの特徴を把握したらいいか、みたいなツボでもあれば、ちょっとは勉強したいですね。

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